ビーチで遊泳時の注意事項

令和6年6月24日
当地では毎年観光客による水難事故が発生しています。
サンゴ礁の外は潮の流れが大変速くなっておりますが、サンゴ礁内でも離岸流が発生し、邦人が溺れる事案も発生しています。
ついては、皆様が海に行かれる際には,細心の注意を払って頂きますようお願いします。
 
海水浴にお出かけの際は、以下注意事項をご参考に十分お気をつけください。
特に、ご高齢の方やお子様が遊泳される際には、離岸流にお気をつけください。

離岸流とは

岸から沖へ向かって流れる海水の流れのことで、その流速は毎秒2m以上となる場合があります。
※毎秒2mはオリンピックの水泳、自由形金メダリストが泳ぐ早さとほぼ同じです。
離岸流は、海岸線のどこでも起こる可能性があり、沖へ数十メートルから数百メートルに及ぶことがあります。幅は10~30メートル程度とあまり広くないのが特徴です。

離岸流に巻き込まれた場合の対応

□ 先ず、巻き込まれたことに慌てず、落ち着く。

□ 流れに逆らって泳がず、海岸と平行に泳ぐ。
  離岸流の流れから抜け出すことが大事です。

□ 離岸流から抜け出したら、海岸に向かって泳ぐ。
    離岸流の範囲は狭いため、それを抜けると沖に流されなくなります。 
 
ご参考 離岸流とは  第一管区海上保安本部 海洋情報部 

海岸での注意点

・海に入る前に当日の天気予報や波の状況を確認し、不安があれば泳がない。
 
・離岸流(海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れ)に注意する。
 
・地元の方からの情報を聞き,泳ぐ場所での注意点を確認する。
 
・複数人で行動し、砂浜等で休憩中の方は、海に入っている仲間を注意して見るようにする。
 
・飲酒後や体調の悪い時には、海に入らない。
 
・海に入る時は、気が付かないうちに沖へ流されて慌てることがないよう、周囲を観察するなど注意しながら遊ぶ。
 
・カヤックを含め船に乗る時はライフジャケットを着用する。
 
・ビーチや海ではマリンシューズを履く。

水難事故が発生した場合の主な連絡先

911   消防署、警察、救急車、災害対策連絡
※911番に連絡すると、警察案件や火事、救急車手配など案件に応じて交換台によって電話が転送される仕組みとなっています。
 
21212 国立病院(ウポル島)
 
53511 ツアシビ病院(サヴァイイ島)
 
当館連絡先
在サモア日本国大使館・領事班
: +685-21187
: japanese.embassy@ap.mofa.go.jp