現地メディア向けプレスツアー(2025年2月27日)

令和7年3月3日
JICAボランティアによる算数の授業での現地メディア
JICAボランティアと移動診療車両
埋立地での現地メディア
2月27日、在サモア日本国大使館は、国際協力機構(JICA)サモア事務所と共催し、現地メディア向けプレスツアーを実施しました。共催による開発協力プレスツアーは初の試みであり、新聞、テレビ、ラジオ、オンラインメディア8社8名が参加しました。このプレスツアーは、日本の開発協力が現地メディアで取り上げられる機会を増やすとともに、政府関係者、知識層および国民へ情報発信を強化するためのものです。
 
プレス一行は、主都のアピアを中心とする地域における草の根レベル、または毎日の生活に直結する事業・活動を中心とする、日本の支援(小学校教育、獣医・医療、廃棄物処理分野)の様子を視察・取材しました。
 
【小学校教育】
我が国政府は、教育環境の充実を目的とし、ファガリイ小学校の新校舎建設を支援し2020年9月完成しました。また、本小学校では2011年以降、5名が数学・理科教育に従事し、現任の岡本ボランティアの現地教員と協力した実践的な授業の様子が伝えられました。
 
【獣医・医療】
動物福祉向上を目的として、動物愛護協会に対し、2023年7月に移動診療車両を供与しました。また、1997年以降、JICAの獣医ボランティア計21名が継続的に支援を行っています。現任の山口ボランティアは、ペットの健康管理や感染症対策、地域住民への動物ケアの指導に取り組んでいる様子が伝えられました。
 
【棄物物処理分野】
2002年にサモアを中心として開始され、大洋州島嶼国の廃棄物管理基盤構築の先駆者であるタファイガタ埋立地を訪問しました。職員等の計画的で真剣な活動を実際に認識し、それを現地メディアが報道する機会になりました。
 

プレスツアー後、各紙・テレビでは次々と我が国開発協力の取組が報道され、翌日の紙面では3面に渡り取り上げられ、地域社会に密着した日本の開発協力支援が取り上げられることで、我が国開発協力事業への理解もより一層深まりました。