大使室より(サモアの雨期)
令和7年11月20日
サモアの雨期
サモア独立国での雨季は11月から4月にかけて続きます。この時期は降水量が増え、湿度が高くなるため、蒸し暑さを感じることが多くなります。しかし、「雨期」といっても、昼間は結構晴れている時間も多く、強い日差しと突然の雷雨やスコールが交互に訪れる、というイメージ。日本とは違って、じとじとした雨がずっと降り続くという感じではありません。
特に12月から2月にかけては、熱帯低気圧や台風(サイクロン)が発生することもあり、急な天候の変化には十分な注意が必要です。
雨が降りそう、という時には、皆、空を見上げ、雲行きを探るのは日本でもサモアでも同じ。ここサモアの気象予報のプロたちも、ほぼリアルタイムで送られる雲の衛星画像とともに、国の各地で観測、記録される空模様を観測、分析しています。(ちなみに、ここで使われている雲の画像、というのは、日本の気象観測衛星「ひまわり」から得られたものです。)
問題はこれらの観測施設の維持管理には、多額の予算が必要なこと。サモア気象局のアファエセ・ルテル・タウヴァレ局長は、実は日本の大学で博士号を取得した人なのですが、彼によれば、本来20ある自動観測装置のうち、実際に稼働しているのは実は8つか9つだけ、とのこと。豪州や米の援助で作られた施設もありますが、日本が協力した施設もあります。
気候変動の影響で各地で気象災害が激甚化しつつある昨今、気象観測施設の整備はここサモアでも喫緊の課題となっています。
(アファエセさんの写真は11月13日付けのサモア・オブザーバー紙掲載のもの。雲の写真は11月19日に大使撮影。)
サモア独立国での雨季は11月から4月にかけて続きます。この時期は降水量が増え、湿度が高くなるため、蒸し暑さを感じることが多くなります。しかし、「雨期」といっても、昼間は結構晴れている時間も多く、強い日差しと突然の雷雨やスコールが交互に訪れる、というイメージ。日本とは違って、じとじとした雨がずっと降り続くという感じではありません。
特に12月から2月にかけては、熱帯低気圧や台風(サイクロン)が発生することもあり、急な天候の変化には十分な注意が必要です。
雨が降りそう、という時には、皆、空を見上げ、雲行きを探るのは日本でもサモアでも同じ。ここサモアの気象予報のプロたちも、ほぼリアルタイムで送られる雲の衛星画像とともに、国の各地で観測、記録される空模様を観測、分析しています。(ちなみに、ここで使われている雲の画像、というのは、日本の気象観測衛星「ひまわり」から得られたものです。)
問題はこれらの観測施設の維持管理には、多額の予算が必要なこと。サモア気象局のアファエセ・ルテル・タウヴァレ局長は、実は日本の大学で博士号を取得した人なのですが、彼によれば、本来20ある自動観測装置のうち、実際に稼働しているのは実は8つか9つだけ、とのこと。豪州や米の援助で作られた施設もありますが、日本が協力した施設もあります。
気候変動の影響で各地で気象災害が激甚化しつつある昨今、気象観測施設の整備はここサモアでも喫緊の課題となっています。
(アファエセさんの写真は11月13日付けのサモア・オブザーバー紙掲載のもの。雲の写真は11月19日に大使撮影。)