大使室より(SVSGと育む希望のパートナーシップ、新たな一歩)

令和8年9月1日
SVSGと育む希望のパートナーシップ、新たな一歩

先日、サモア犯罪被害者支援グループ(Samoa Victim Support Group: SVSG)との間で、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の贈与契約署名式を執り行いました。子どもたちやご家族をはじめとする脆弱な人々を保護し、支援するために献身的に活動されているSVSGの皆様に、改めて心からの敬意を表します。

SVSGが運営する「希望のキャンパス」は、性的暴力や家庭内暴力によって傷ついた子どもたちが避難し、学び、成長する重要な場所です。私は以前にもこの施設を訪問し、子どもたちの健やかな成長を願うSVSGの皆様の強い思いを肌で感じました。日本はこれまでもSVSGを支援しており、例えば2020年の支援ではシェルター「サクラハウス」が建てられ、多くの命を守るかけがえのない拠点となっています。また、草の根無償資金協力による施設の整備に加え、日本からは青年海外協力隊員(JOCV)もSVSGに派遣され、教育やケアの現場で人的な支援も行っています。

今回の新たな支援は、SVSGの学校施設の拡張を目的としています。新しい校舎には、教室、職業訓練室、図書室、そして必要なトイレ設備が整備される予定です。これは、SVSGが提供する教育や支援サービスへの需要が年々高まる中で、子どもたちや若者がより安全で質の高い教育を受け、未来への希望を育むための不可欠な一歩となります。

日本にとって、このプロジェクトは「人間の安全保障」への揺るぎないコミットメントを示す具体的な事例です。長年にわたるSVSGとの協力関係は、その強い絆を象徴しています。

この新しい施設が完成することで、より多くの子どもたちや若者たちが安全でより良い環境で学び、未来への自信を育むことができるようになると確信しています。

SVSGとの連携は、私たちにとって常に光栄なことです。今後も、サモア社会のより良い未来のため、脆弱な立場にある人々が希望を持って生きられるよう、共に歩んでいけることを楽しみにしています。